不動産屋さんは水曜日休み

らしい。
なんとなくな、平日に定休日あるっていうのは知ってたけど、週7日あるうち、わざわざ水曜日に不動産屋さんに行こうと思い立ってしまうあたりがタイミングのわるい女なんだ。




Googleの検索に「不動産 地元名」で検索をかけると、近所に一件開いているところがあったので歩いてみる。
飲食店と同じ建物内にあったその店の扉を押すと思ったより重くて気持ちがそこで少し折れた。


「すいません」と声をかけると、ついたての奥からジジイが出てきた。ついたてより手前は映画とかで良く見るヤクザの集まる会議室みたいな雰囲気になっていて、やたら長いしっかりした机に書類が山程重ねてあった。


ジジイが学生マンションしか賃貸は取り扱ってない、というので思い扉を閉めて外に出ると後ろから「ちょっと待って」と呼び止められ、「駅から離れた場所なら広いところがあるよ」といわれたけど、不安になったので断った。


喫茶店で今日の予定を考えなおそう、とおもい近くの店に入ったら、先程立ち寄った不動産屋さんよりもかなり軽めのドアで安心した。
最近遊びに行ったソウルバーのマスターに「なんで知らないバーって入りにくいんだろう」とぼやくと、「扉はわざと重くして外との境界線を作ってるんだよ」と言っていてなるほどな、と思った。
わざわざ重い扉の向こう側で知らない誰かが来るのを待つなんて、臆病者みたいなことをするな、とか。魔よけされてるようにおもう。

あとソウルっていうジャンル、わたし好きじゃないなと思った。ついでいうと、黒人が歌ってたら全部ソウルだっていってたマスターのこともきらいだとおもった。




喫茶店の中で煙草を吸いながら、携帯のスケジュールを開いた。仕事しか予定が入っていなくて笑ってしまいそうだった。好きな人にも会えないし、友達にも会えないし、いつまで何を希望にしてがんばっていけばいいのかな。


今日はそんなつまらない1日だった。これは日記だからそんなもんでいいか。












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